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[書評]学校は行かなくてもいい(小幡和輝)子供が不登校になったら親としてできること

3回に渡るフィリピン親子留学をきっかけに、子育てを楽しめるようになったモモシロ(@totovito)です。
 

自分の子供が学校に行きたくないと言ったとき、どのような言葉をかけますか?

じゃあいかなくていいよと即答できる親御さんは多くはないのではないでしょうか。

学校に行きたくないという子供に向けて、そしてその保護者に向けて書かれた小幡和輝さんの『学校は行かなくてもいい』を読みました。

この本を読めば、不登校に対してのイメージが変わるかもしれません。

 

モモシロ
そうは言っても親としてはいろいろと不安ですよね。

実際に自分の子供が不登校になったら、長い間学校を休んでしまうともう戻れなくなるのではないか、社会のレールを外れてしまうことになるのではないかと不安を感じることでしょう。

私は自分が不登校になりかけた経験があり、子供が不登校になったらどう接するべきかずっと考えてきました。

『学校は行かなくてもいい』という本を読んでいろいろと感じたり考えを改めたことを書いてみます。

『学校は行かなくてもいい』ってホント?

小幡和輝さんという元不登校で現在は会社経営をされている方がいらっしゃいます。

小幡さんが書かれた『学校は行かなくてもいい』は小中学生のお子さんを持つ親御さんに是非一度読んでもらいたい一冊です。

この本は、学校に行けない・行きたくない子供に向けて、子供の不登校に戸惑いを感じている保護者に向けてご自身の経験からのメッセージが書かれています。

悩んでいる親御さんは、この本からたくさんのヒントを得られるはずです。

 

私は、自分の子供がこの先学校に行くことを迷うようなことがあったら、この本を手渡そうと思っています。

ちなみに、『学校は行かなくてもいい』はこちらで試し読み することができます。

 

私が不登校になりかけた経験

泣いている女の子

本の感想に入る前に、私自身が不登校になりかけた経験が2回ありますので、そのときのことについて書きます。

不登校に「なりかけた」と書いたのは、学校を休むことを親に許されなかったからです。

 

学校は居心地が悪い場所だった

私は、もともとあまり学校に馴染めませんでした。

学校を楽しい場所だと思えなかったし、友達と遊ぶこともあまり楽しいと思えませんでした。

それでも学校に通っていたのは「学校は絶対に行かなくては行けない場所」だと思っていたからです。

 

学校に行きたくない

そんな私が、本当に学校に行くのが嫌だ!と思ったことが2回あります。

一度目は小学4年生のとき。

原因は「クラスメートからのいじめにあった」ことです。

誰にも相談せず辛い思いをしながら学校に通っていましたが、ある日、どうしても耐えられない出来事があり、次の日私は本当に「行けない」状態になってしまったのです。

 

朝、勇気を出して母にこれまでずっといじめられていたこと、相手の名前、何をされたか、今日は学校を休ませてほしいことを話しました。

 

強制登校と親への絶望

しかしこの時の母の対応はただ「学校に行きなさい」ということ。

泣きながら今日だけは休ませてほしいと懇願しましたが許されませんでした。

どうしても行きたくない私は、リビングのカーテンにしがみついて抵抗しましたが、むなしくも引き剥がされ、学校に連れていかれました。

登校時間はとうに過ぎていましたが、学校に送られ、中に入るしかありませんでした。

 

モモシロ
あの時の絶望感は今でも覚えています。

守ってくれると思っていた親に理解されなかった辛さ。

とてもショックでしたね。

大げさではなく、あのとき私は一歩間違えば死んでましたね。

 

今となっては理解できる部分もあります。

母は、怖かったんだと思います。

このまま学校を休ませてしまったら、一生行けなくなってしまうのではないかと葛藤したのではないでしょうか。

 

ただ、私の苦しみはそれほど深刻に受け取られなかったのではないかというフシもあります。

両親から学校への報告や相談はなく、ただ、辛い学校生活の継続を強いられただけでした。

 

私には、「親に理解してもらえなかった」という苦しい思いだけが残りました。

正直なところ、いじめ自体よりもそちらのほうが辛かったです。

 

教師からのいじめで2度目の不登校になりかける

5年生でクラス替えがあり、いじわるなクラスメートと離れたことで、いじめはなくなりました。

しかし、5年生から6年生にかけて、私はまた学校に行けなくなりました。

原因は「担任教師からの執拗ないじめ」です。

ただ、このときは、どうして先生が私だけに辛く当たるのかわからず、ただ学校に行くたびに叱られたり嫌な思いばかりしていました。

 

大人になった今、冷静に考えると、あれは明らかに私だけにたいするいじめでした。

 

このときは、私は親に話すことも助けを求めることもしませんでした。

なぜなら、どうせ親は私を助けてくれないとわかっていたからです。

私のとって両親は、頼れる存在でも守ってくれる存在でもありませんでした。

 

私は巧妙に仮病を使い、学校を休み続けました。

あるときは無理やり医者に連れて行かれましたが、原因は不明(仮病だから当たり前です)。

両親も困っていたようですが、ある日「明日は絶対に学校に行きなさい」と言われました。

 

その理由は、担任教師から電話があり、1ヶ月に8日以上休むと上に報告しないといけないので来てほしいと頼まれたから。

 

結局、先生は自分の評価が大事で、両親は子供よりも先生から言われたことが大事なんだな、とますますがっかりしました。

もちろん翌日は学校には行きませんでした。

 

当時の私にとっては学校と家が自分の世界でした。

その学校も家も、自分の居場所ではなくなってしまったことが、とても辛かったです。

 

モモシロ
このときは学校に行ったり行かなかったりしましたが、それなりの日数は登校していたのでそのまま卒業して中学に進みました。

 

『学校には行かなくてもいい』を読んで決意したこと

泣いているクマ

そんな私が親になりました。

小1の娘りぃ子は楽しく学校に通っています。

お友達とも先生とも良好な関係を築いているようですが、いつか壁にぶつかるんじゃないかという不安が常につきまとっています。

学校教育に対する疑問も多く、日々複雑な思いを抱きながら子供を学校に送り出しています。

 

そんな中、冒頭でご紹介した『学校は行かなくてもいい』を読みました。

そして、決意したことがあります。

  • 何があっても私だけは子供の味方になる!
  • 不登校になっても子供を追い詰めるようなことはしない
  • 普段から学校以外の居場所を作っておく

 

 

不登校の理由はさまざま

この本にはたくさんの不登校経験者の体験談が書かれています。

その理由は本当にさまざまでした。

他の人にとってはどうしてそれで?と思うようなこともあれば、特段の理由がない場合もあります。

そんな場合は、どうして行かないの?と理由を問いただしても何の意味もないことがわかりました。

 

子供が自分でまた学校に行けるようになったり、別の生きる道を見つけられるよう、たくさんの情報や機会を与えること、焦らず見守ること、そして子供の心に寄り添うこと。

親としてできることはそれくらいしかないのかもしれません。

 

不登校になることの辛さ

不登校経験者の体験談を読むと、子ども自身もとても苦しんでいることがわかります。

学校に行けない自分はだめなのではないかと自分を責めています。

将来のことも不安を感じているのです。

このままじゃいけないと思っているのです。

それでも学校に行けないのです。

 

本に登場する方は、不登校の経験をバネにして、現在の活動に生かしていたりします。

不登校だったからこそわかることも多いでしょう。

それでも、もう二度と経験したくないとおっしゃっている方もいました。

 

不登校は自衛手段なんですね。

それでもやっぱり親はいろいろ心配してしまいます。

そしてどうにか学校に行かせようとしてしまうこともあるでしょう。

 

そんなとき、大丈夫だよ、と言ってくれる人が1人でもいたら、その子は救われるのではないでしょうか。

もしまわりにそんな大人がいなくても、この本がその代わりになってくれます。

不登校の先輩の小幡さんが、正しい不登校のやり方まで教えてくれるんですよ笑

 

だから、悩んでいる子がいたら、ぜひこの本を読んでもらいたいです。

 

モモシロ
今は昔と違ってRISUスマイルゼミなどのタブレット学習もできますし、学校に行かなければ勉強が遅れてしまうという心配はないですから。

そう考えたら少し気が楽になりませんか?

 

親も苦しい

先程書いたとおり、私は親からの理解が得られず学校を休むことを許されませんでした。

自分自身が親になることで、その気持も少しは理解できるようになりました。

親もいろいろな葛藤があったんだと思います。

 

  • 不登校児の親というレッテル
  • ちゃんと育てないといけない
  • 将来の心配

 

あの子は学校に行っていないと知られたら、周りからどう思われるだろうか。

と周囲の目が気になってしまうかもしれません。

子供を自立できるようちゃんと育てなくちゃいけないのに、育て方が間違っていたんじゃないだろうかと自分を責めることもあるかもしれません。

そして、何もせずに家にいる子供は、ただ怠けてダラダラしているように見えてイライラすることもあるでしょう。

 

何より、このまま学校に行けなくなったらどうしよう、将来どうなるんだろうと不安な気持ちが一番大きいと思います。

 

それもすべて親の愛情ゆえなんですよね。

でもそれが子供には伝わらないし、お互いに辛いです。

この本の「不登校でも大丈夫」というメッセージを読むと、きっとお母さんも安心するはずです。

 

なお、不登校をされていた当時のご両親のお気持ちなどはこの本には書かれていませんでしたが、続編がでるならそのあたりをぜひ知りたいです。

 

 

自分の居場所を作ることの大切さ

小幡さんは学校以外の居場所を作ることを強く薦めています。

学校以外の友達や、自分が夢中になれること。

居場所があることで家に引きこもらずにすみますし、人とのコミュニケーションを通していろいろなことを学ぶことができます。

 

小幡さんにとってはそれがゲームでした。

友達とゲームをしたり、ゲームの大会に出場したそうなんですね。

 

これは、私自身も感じていることです。

自分の居場所って本当に大事です。

私自身が学校と家以外の世界がなかったので、そのどちらもダメになったときに非常に苦しい思いをしました。

 

私が、子供を頻繁にフィリピンの親子留学に連れて行っている理由の1つがそれです。

習い事をさせているのもそのためです。

 

世界は広く、あなたがいる学校だけがすべてじゃない。

世の中には色んな人がいる。

合わなかったら学校なんて行かなくていいし、ちっぽけな世界で悩まなくていいよ。

もし日本の学校が嫌になったら、フィリピンに行くこともできるんだよ。

(フィリピンだけにこだわっているわけではなく、娘には馴染みのある国なのでたとえばです)

 

そう伝えることで、子供の逃げ場所を用意してあげられるような気がしています。

不登校かどうかに限らず、ここにいれば自分が自分でいられる、そんな場所がどんな子にも必要です。

 

不登校からの脱出方法

子供が現実に不登校になったら、どうやって社会に戻ればいいかという不安もあることと思います。

小幡さんがご自身の経験から、不登校でも大卒という学歴を得る方法、収入を得る方法、就職する方法について説明しています。

 

親も子も、長いトンネルにいるようで漠然と将来に不安を抱きながら日々を生きている中、「実はこんな道もあるんだよ」と示してくれていて勇気づけられる内容です。

 

結論:生きていてくれればそれでいい

本の中で不登校の親御さんが書かれていました。

 

最初のうちは親として悩んだし、学校に行かせたいと思った。

でも、このままでは子供は死んでしまうのではないかと。

「生きていてくれればそれでいい」

それが、最後に出した結論です。

 

私たちは子供についついいろいろなことを求めてしまいます。

成績は良い方がいいし、学校に毎日元気で通ってくれれば安心する。

だけど、それだけが全てじゃないんです。

学校に行かず、いったん立ち止まって考える時間が必要な子供もいます。

自分を守るために、学校に行かないという選択をする子供もいます。

 

それは、決して道を外れることではないしダメなことではないんだ。

この本を読んだからこそ自信を持って言えることです。

 

たとえ遠回りをしても、子供は自分の足で立つようになる、そう信じて見守ることも親の役割なのではないか、そう感じました。

 

 

大丈夫、このままでも大丈夫。

そう背中を押してもらったような気持ちになりました。

学校には行かなくてもいい、堂々と生きよう。

親だって、焦らなくて大丈夫。

子供の不登校は個性、そう思わせてくれる素敵な一冊です。

『学校は行かなくてもいい』はこちらで試し読み することができます。

 

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