[書評]ゲームは人生の役に立つ(小幡和輝)プログラミングを教えたいのにゲームはダメという矛盾

スマホゲーム
3回に渡るフィリピン親子留学をきっかけに、子育てを楽しめるようになったモモシロ(@totovito)です。
 

子供に積極的にゲームをやらせたいですか?

私の答えはNoでした。

ゲームはできるだけ子供に触れさせてくないものでした。

 

でも、どうしてゲームはいけないのか?と聞かれたらきちんと説明できないことに気が付きました。

  1. 子供の脳に悪い影響がありそう
  2. ゲーム依存症になる
  3. 不健康
  4. 目が悪くなる
  5. 勉強が疎かになる

などなどが思い浮かびますが、その根拠は?と聞かれると説明できません。

何かで読んだとか、誰かから聞いたとか、そんな曖昧なイメージでゲームは悪いものだと決めつけていたことに気が付いたのです。

 

モモシロ

勉強しないでゲームばっかりやってるとおばかになるよ、なんてどこかで聞いた言葉ですよね。

小幡和輝さんの『ゲームは人生の役に立つ』を読んで、私の中でゲームに対するブレイクスルーが起こりました!

ゲームにはメリットがたくさんあります。

今はむしろ、子供と一緒にゲームを楽しみたい♪と思うようになりました。

元不登校で現在は会社経営をされている小幡和輝さんの著書、『学校は行かなくてもいい』を紹介していますが、今回は小幡さんの別の著書、『ゲームは人生の役に立つ』について書きます。

 

子供が不登校になったら親としてできること『学校は行かなくてもいい』書評

 

 

『ゲームは人生の役に立つ』の試し読みはこちらから

本のタイトルである『ゲームは人生の役に立つ』。

人生の役に立つなんてそんな大げさな!と思いました。

読んでいくとなるほどと頷くことがたくさんあったんです。

まずはゲームに対する自分の固定観念が、根拠のない思い込みだったことに気が付きました。

 

ゲームの定義はあいまい

言われてみればなるほど、と思うのですが、一言でゲームと言っても定義が曖昧なんですよね。

私達がゲームと言って思い浮かべるのは、テレビゲームやゲーム機を使ったゲーム、スマホアプリなどではないでしょうか。

でも、広義の意味では野球やサッカーなどのスポーツもゲームだし、囲碁や将棋などのボードゲーム、トランプもボードゲームです。

 

私が子供にやらせたくないと思っていたゲームは、テレビゲーム系のゲームです。

 

モモシロ
結局全部イメージなんですよね。

同じゲームでも、子供が囲碁や将棋をやるというなら、頭を使うので良さそうと思ってました。

子供にスポーツ競技やボードゲームをさせるのははいいのに、一部のゲームに拒否反応を持ってしまうというのは、私だけでなく多くの人が感じていることでないでしょうか。

 

ゲームは悪なのか?

世間を賑わすような事件があったとして、その犯罪者がゲームに熱中していたという情報があると、「やっぱりな」と思ってしまいませんか。

私はそうでした・・・。

 

冒頭で私が漠然と感じていたゲームの悪い点についても、根拠のないものです。

  1. 子供の脳に悪い影響がありそう
  2. ゲーム依存症になる
  3. 不健康
  4. 目が悪くなる
  5. 勉強が疎かになる

 

1の「ゲーム脳」と呼ばれる脳への影響は、現在は科学的には影響が無いものとされています。

また、依存症になる、勉強がおろそかになる、と言った懸念事項についても、ゲーム自体が悪いのではなく、ゲームとの付き合い方の問題です。

 

目や健康への影響も、外に出ないで読書ばかりしていたら同じなのに、読書については良いものだとされていますよね。

ゲームでも、スポーツでも、読書でも、節度のある楽しみ方をすることが大事なのです。

 

実際のところ、誤解や思い込みによる世間のマイナスイメージというのが一番大きいのではないでしょうか。

 

様々な分野の専門家の見解

この本で面白かったのは、小幡さんが1人で、ゲームにはこんないいところがありますよ、と力説するだけではなく、各分野の著名人と対談形式で一般的に言われるゲームの懸念事項、メリット・デメリットについて語っていることです。

ゲーム関係者だけではなく、脳科学者、学習塾の経営者、スポーツの専門家といったさまざまな分野の専門家の多角的な意見を知ることができて興味深い内容でした。

 

肩書上、ゲームの効果に対して否定的な意見をお持ちなのかと思ったら、かなり肯定的に捉えていることがとても意外でした。

特に、脳科学者の茂木健一郎さんはゲームに対する知識も深く、「ゲーム脳」というものはないと断言しています。

 

ゲームのメリット

小幡さんはゲームから得られるものについてたくさん説明していますが、その中でざっと挙げてみると、

  • コミュニケーション能力が身につく
  • 仮説検証能力が身につく
  • 経済の知識を得ることができる
  • 説明する力が身につく
  • 思考力が身につく
  • 楽しく学ぶことができる

などがあります。

その説明もかなり説得力のあるものですので、ぜひ本を読んでみてください。

 

ゲームのイメージが変わった

単純かもしれませんが、本を読んで私のゲームへのイメージががらっと変わりました。

子供が興味を持つなら挑戦させたいし、私も一緒にできたらもっと楽しそうです。

そもそも、子供にプログラミングをやらせたいと思っているのに、ゲームはだめっておかしいですよね。

プログラミング学習でゲーム作ったりするのに。

自分の中の矛盾に気が付かされました。

子どものプログラミング教室「LITALICOワンダー」おすすめの理由と体験談

 

それでもやっぱり気になることがあります。

ゲームに中毒性があるのは事実ですし、あまり小さな子にはあの画面の刺激が気になります。

 

特に私は上の子もまだ小学校低学年なので、ゲームをさせる前には、遊ぶ時間や●●をしてからなど、きちんとルールを決めることも必要だと考えています。

 

また、ゲームをやっていない子は、友達とゲームについて語り合えないという意見については、それは確かにそうかもしれませんが、それで仲間はずれにされるようであれば、そんな友達は必要ありません。

人と仲良くすることを目的にゲームをする必要はないというのが私の意見です。

 

ただ、ゲームだからと言って頭ごなしに否定することはなく、状況に応じてうまく付き合っていく中で、楽しみ能力を伸ばしていきたいと考えるようになりました。

 

モモシロ
ゲームは悪い影響があるからダメ!と決めつけるのは、もはや古い考えなのかもしれないですね。

 

この本はもう少し年齢が上のお子さんの保護者向けに書かれているとは思いますが、今の時点で出会うことができてよかったと思える本です。

 

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