ESAT-J対策|都立高校のスピーキングテスト体験談と満点の取り方

ESAT-J

東京都の公立中学の子が受験するESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)。そのテスト結果が都立高校入試に使われるということで、都立高校受験を視野に入れている親にとって、気になる存在ではないでしょうか。

通常のペーパー入試に加えて、「話すテスト」の結果が総合点に追加されるとなると、何をどう対策すればいいのか分からない。学校任せで大丈夫なの?と不安になりますよね。

結論を言うと、 入試での満点=グレードA(20点分)は、十分に現実的です。実際、東京都教育委員会が公表した最新(令和7年度)の実施結果では、20点満点換算のA評価を取った受験者の割合は 47.2%。 前年度の31.3%から1年で15.9ポイントも急増しており、対策すればAは十分狙えます。

ただし、

  • おうち英語をやってきた子は過去問だけで満点取れる
  • そうじゃない子は直前の付け焼刃では正直難しい

という現実があります。

都内の区立中学に通うわが家の子ども(中1)が実際にESAT-JのYEAR1を学校で受けました。

この記事ではその体験談と考察を交えて、ESAT-Jの仕組みから点数アップのコツ、過去問の使い方まで、不安をひとつずつ解消できるようにまとめています。

この記事の対象の方は以下になります。

  • 子供が東京都の公立中学に在籍している(または入学予定)
  • 都立高校受験を考えている
  • 都立高校入試で採用されている英語のESAT-Jの内容・対策を知りたい

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モモシロ
目次

ESAT-Jとは?都立高校入試で使われるスピーキングテストの配点と仕組み

ESAT-J(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)とは、東京都教育委員会が実施する中学生向けの英語スピーキングテストです。正式名称は「中学校英語スピーキングテスト」。面接官と話すのではなく、タブレット端末に自分の解答音声を録音する形式です。

  • 対象:都内公立中学校の全学年
    • 中1は「YEAR1」、中2は「YEAR2」、中3は「YEAR3」
  • 都立高入試に使われるのは中3の「YEAR3」のみ
  • 実施時期:YEAR3は毎年11月下旬、YEAR1・2は1〜3月ごろ
  • 出題レベル:中学校の教科書レベル(英検3級〜準2級程度)
  • 料金:無料

出題方針とは「中学校の教育課程に基づく学習の成果としての『話すこと』の力をみる」、出題内容としては「中学校学習指導要領(外国語)における『話すこと』に準拠した内容とする」とされています(令和7年度 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)実施要項)。

つまり、教科書の内容を網羅したものとなり、日々の英語の授業にしっかり取り組んだ上で、「話す力」が求められているのです。

YEAR1・2は在籍学校で、YEAR3は外部会場で受ける【評価方式も別物】

意外と知られていませんが、ESAT-Jは実施場所も評価のされ方も学年で違います。

テスト対象会場評価都立高校入試への活用
YEAR1中1在籍する中学校3段階(★〜★★★)なし
YEAR2中2在籍する中学校3段階(★〜★★★)なし
YEAR3中3都立高校など外部会場6段階グレード(A〜F)あり(20点満点)

YEAR1・2は「各学年の目標レベルに到達しているか」を3段階で総合評価する仕組みで、スコアレポートにはPart A(音読)とPart B〜D(会話・説明・ナレーション)に分けて★の数(★/★★/★★★)で表示されます。

そしてここが大事なポイントですが、ESAT-Jは他の生徒との相対評価ではなく絶対評価。基準に達していれば、全員が最上位評価を取ることも制度上あり得ます。「周りと比べてどうか」ではなく「わが子が学年相当の話す力に届いているか」を測るテストなのです。

つまり中3の本番前に、中1・中2で2回も「本番形式の予行演習」ができるということ。ここでの星の数が、子供の現時点でのスピーキング力を計る指標になります。

配点:グレードA〜Fを20点満点に換算

YEAR3のスコアは100点満点でつきますが、都立入試ではA〜Fの6段階グレードに変換されます。

グレード素点(100点満点)入試換算点
A80〜100点20点
B65〜79点16点
C50〜64点12点
D35〜49点8点
E1〜34点4点
F0点0点

都立一般入試の合否の多くは、以下の配点で行われます。

学力検査700点+調査書点300点+ESAT-J 20点=総合1020点満点

※学力検査と調査書の比率が7:3の学校(全日制普通科のほとんど)の場合。学校・学科によって配点構成は異なり、一部ESAT-Jを使わない学校もあります。詳しくは志望校の募集要項でご確認ください。

つまり、当日の試験の点数と内申点などの合計点が1000点満点、それに、事前に受けたESAT-Jの点数が20点満点で加算されるということです。

「たった20点」と思うかもしれませんが、人気校の合否ラインは1〜2点差に何十人もひしめく世界です。学力と内申が同じならESAT-Jだけで合否が分かれます。しかもグレード間の差は一律4点。ということは、AとBの差は、学力検査の1問分より大きいのです。

【体験談】うちの子がESAT-J YEAR1を受験

わが家の子どもが、中1でESAT-J YEAR1を受験しました。申し込みから結果確認までの流れと、子どもから聞いた当日のリアルをまとめます。

申し込み〜受験までの流れ

ESAT-Jのログインサイト

1年生の2学期に、学校のおたよりでESAT-Jの受験案内が来ました。保護者が案内に従って、ESAT-JのWebサイトに保護者アカウントを登録をした上で、受験申し込みを行いました。

モモシロ

うっかり申し込み忘れたら大変と、すぐに申し込みました!
また、学校情報の登録など、間違いがあってはならないとかなり慎重に登録しました。

ESATJの会員登録ページ

ただし、この時点で試験日程は決まっていませんでした。

Year1、Year2は在籍している中学校で一斉に受験します。日程は学校によって異なります(子どもの学校では、1年生と2年生でも、日程が1日違ったそうです)。日程が決まった後、学校から子供にお知らせがありました。

試験前の週末、どんな問題が出るかくらいは把握しておいた方がいいだろうと公式サイトのサンプル問題をチェックしました。公式サイトはかなり充実していて、丁寧な解説動画もありましたので、それを子供と一緒に見ました。

そこで、どのような回答が高く評価されるかというポイントがわかりましたので、子供にも伝えました。

過去問も採点基準も全部無料で公開されています。

モモシロ

これ以外に、中学校で試験の前日の英語の時間に、ESAT-J対策の授業があったそうです。

この対策は学校側の判断で行われたものかもしれません。対策をやるかどうかは学校次第という印象です。授業で使われた問題は、ESAT-Jの公式サイトにあるサンプル問題と同じものだったそうです。

当日の様子(子ども談)

ESAT-J試験当日の様子を子供に聞きました。

試験の実施は、外部機関のスタッフが学校に来て取り仕切り、学校の先生は一切関与できない状況だったことです。

  • クラスごとに教室で受験
  • 先生は教室から追い出された
  • 外部の試験官が1教室あたり4〜5人入っていた
  • 大きめのタブレット端末とヘッドセットのセットが配布され、それを使って受験した
  • 持ち物は受験票のみ。筆記用具は使わない(全工程がタブレット完結)
  • 本人確認は受験票で行われた(写真照合ではない)
  • 終了は全員同時。終了の合図とともに一斉にタブレット回収

みんなで一斉にスピーキングをするため、「隣の子の声が聞こえるかどうか」というのが気になっていました。子供に確認したところ、話している間はヘッドフォンからザーッというノイズ音のようなものが流れて、周りの声を打ち消す仕組みになっていたそうです。

できはどうだった?自信はある?と聞いたら「うん、まあまあ」というような感想でした。

結果はWebで確認

受験したのは1年生の3学期。結果は数か月経ってももらえず、中2になってから「そろそろかな?」とWebにログインしたら見ることができました。学校からの紙の成績表はいまだにもらっていません。

モモシロ

もしかしたら紙による成績の配布はないのかもしれません。

このESAT-Jの結果は、内申や英語の成績には反映されず、YEAR1とYEAR2はあくまでYEAR3本番に向けた予行練習という位置づけです(結果の確認方法の詳細は後述します)。

ESAT-J Year1の結果

Webで恐る恐る確認したところ、娘の結果はそれぞれのパートも、総合評価も3段階評価の一番上(★★★)でした。

ESATJの成績表

おうち英語をやってきた娘にとってはそれほど難しい問題ではなかったのですが、それもでほっとしました。

今回の結果から、差がつくのは「どれだけ対策したか」ではなく、日頃から英語を口に出しているかどうか。おうち英語をやってきた子にとって、ESAT-Jは「対策するもの」ではなく「普段どおり話すだけ」で十分高い評価を得られるものだとわかりました。

モモシロ

YEAR2、YEAR3と学年が上がるにつれて難易度も上がるので気は抜けませんが。

前述したように、問題自体は奇をてらったものでもなく、英語の授業にしっかり取り組んでいればそこまで心配はいりません。ただ、学習内容に加えて「自分で文を組み立てる」、「質問を作る」などをして、それを口語でアウトプットするといった定期テストでは求められない力が試さるのです。

これは、日頃から読み書きだけではなく、音読をしたり口に出したりする練習をしているかで変わってきます。

同じパーフェクトでも差がある参考CEFR-Jレベル

成績表には★の数とは別に、「参考CEFR-Jレベル」という指標も記載されています。CEFR-Jとは、国際基準CEFRを日本の英語教育向けに細分化した英語力の指標です。

実は、★がすべて揃ったパーフェクトの子でも、CEFR-Jレベルは同じとは限りません。 YEAR1で測定される最高レベルはA1.3ですが、都教委の公表データ(令和7年度)によると、A1.3に到達したのはYEAR1受験者全体のわずか4.8%とのこと。

CEFR-JYEAR1YEAR2YEAR3
目標レベルA1.1〜A1.2A1.2〜A1.3A1.3〜A2.1
最高レベルA1.3A2.1A2.2

娘の成績表は、このA1.3でした。さすがおうち英語っ子!

試験中の音声データももらえる

さらに、Webサイトの成績確認ページで、当日子供が回答した音声を確認できることが分かりました。

成績表の上部に「回答音声をリクエスト」というボタンがあり、押してみたところ、数日後に解答音声が確認できるようになったというメールが届きました。

再度ログインしてみると、「回答音声を聴く」というボタンに変わっていたため、押してみると子供が回答している音声を確認できました。ただし、音質が非常に悪く、何を話しているかあまりわかりませんでした。

モモシロ

自信を持って話せていることはわかりました。

こんな音質でちゃんと判定できるのか?と思ったのですが、おそらく確認用のデータは圧縮されて品質が落ちたのだと思います。また、他の子が話している声は混じっていませんでした。

なお、音声確認できる期間が設定されていますので、時間が経つと聞けなくなってしまうようです。

ESAT-Jの出題形式|学年別(YEAR1・2・3)の違い

公式サイトを確認してまとめた、ESAT-Jの出題形式についての説明です。どの学年もPart A〜Dの4パート構成ですが、中身は学年ごとに違います。

こちらが学年ごとの比較表です。

パートYEAR1YEAR2YEAR3
A1問2問2問
B3問(答える2問+自分から質問1問)4問(答える3問+質問1問)5問(答える4問+質問1問)
C1枚イラストの説明 1問1枚イラストの説明 1問4コマのナレーション 1問
D3コマイラストの説明 1問3コマイラストの説明 1問自分の意見を述べる 1問

学年が上がるごとに問題数が増え、Part C・Dは「見たままを説明する」→「ストーリーを構成する」→「自分の意見を述べる」と段階的にレベルアップする設計です。 目標レベル・測定上限のCEFR-Jも学年ごとに1段階ずつ上がっていきます。 

質問のレベル感は以下になります。

  • YEAR1:What month is your birthday? / Which season do you like? のような自分のことを答える質問
  • YEAR2:Where do you like to go on weekends? に加えて Why do you think so? と理由まで聞かれる
  • YEAR3:即答4問+自分から質問+4コマナレーション+意見発表

YEAR3の詳細

さらに、都立高校の合否に影響するYEAR3の内容を細かく見ていきます。

パート内容問題数準備時間解答時間
A英文の音読2問各30秒各30秒
B会話(答える4問+自分から質問する1問)5問なし〜10秒各15秒
C4コマイラストのナレーション1問30秒40秒
Dテーマについて自分の意見を述べる1問1分40秒

※出題形式・問題数は年度により変わる可能性があるので、最新情報は東京都教育委員会の公式ページ(サンプル問題)でご確認ください。

評価の観点は次の3つです。

  • コミュニケーションの達成度(伝えようとしているか)
  • 言語使用の適切さ(語彙・文法)
  • 相手に伝わる音声か(発音・イントネーション)

ここまで見てわかるように、英検の2次試験(スピーキングテスト)で評価される内容と似ています。

ESAT-Jでの点数アップのコツ・豆知識

公式の解説や採点基準を確認して「なるほど」と思ったコツをまとめます。

  • 自分の感想・意見を追加
  • 言い直しても減点されない
  • 沈黙が一番もったいない
  • はっきり、大きな声で
  • Part Dは「型」で乗り切れる

それぞれについて、見ていきます。

自分の感想・意見を追加

公式の解説動画で、質問への回答にもうひとこと添えている例がありました。

たとえば「What did you do last Sunday?」と聞かれて、

  • I went to the park. ← 質問には答えている
  • I went to the park. It was fun! ← 質問の答えた上に、自分の感想・意見を追加

質問への回答に、「It was fun.」のよう自分の感想をひとこと追加することを推奨していました。 採点基準の「コミュニケーションの達成度」は、聞かれたことへの回答だけで終わらせず具体的に答えようとする姿勢が、評価につながりやすいと考えられます。

普段から「話す→広げる」に慣れているかどうかが、こういうところに表れます。

言い直しても減点されない

採点基準では、言い直しや多少の言いよどみがあっても、聞き手の理解を妨げなければ満点評価とされています。間違えても気にせず、堂々と言い直してオッケーです。

沈黙が一番もったいない

完璧な文にこだわって黙ってしまうのが一番よくありません。知っている単語を並べるだけでもいいので、とにかく声を出すことが大切です。これも、練習を重ねるはとである程度カバーできそうです。

はっきり、大きな声で

録音形式ならではの注意点。ボソボソ声は録音に乗らず、それだけで損をしてしまいます。子供の報告によると周りの子には自分の声は聞こえませんので、流暢さを求めるより大きな声ではっきり話すことを意識したほうがいいのではと感じました

Part Dは「型」で乗り切れる

意見を述べるPart Dは、I think 〜. Because 〜. For example, 〜. の型がそのまま使えます。英検3級・準2級のライティングと同じ型なので、英検対策と完全に兼用できます。

ESAT-J対策は何をすればいい?

「結局、ESAT-J対策は何をやらせればいいの?」に対する回答は、まずは公式の無料教材からです。ESAT-Jは、ここまで公式が対策材料を公開してくれているテストも珍しいくらい、材料が揃っています。

正直、以下のサイトにある公式の情報だけでも対策は十分です。

【公式】都教委の特設ページ

東京都教育委員会の「【特設ページ】中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」に、テストの概要・実施要項から過去問・解答例・採点基準まで、すべて無料で公開されています。

🔗 【特設ページ】中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)|東京都教育委員会

【公式】 Tokyo GLOBAL Student Navi

東京都の英語学習ポータル「Tokyo GLOBAL Student Navi」でも、過去問題・解答例・採点基準についてまとめられています。

🔗 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)| Tokyo Global Student Navi

【公式】中学校英語「話すこと」トレーニング(練習教材)

音読・応答・説明・意見と、ESAT-Jの4パートに対応した都の公式オンライン教材です。動画の質問に声に出して答える形式なので、これがそのまま練習問題になります。繰り返し使えて無料です。

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公式以外のESAT-J対策サービスはある?

すでにお伝えしたように、ESAT-Jではスピーキング能力が試されます。

そのためには、追加のテキストやサービスに頼ることではなく、日々の音読やアウトプットの練習が大切と書きました。

モモシロ

自宅でできる取り組みとしては、英語の教科書の音読や、ひとりごと英会話、英語で日記を書くなどが有効だと思っています。

そして対策としては「公式サイトの過去問」が一番有効です。

また、わざわざESAT-J専用のレッスンを受けなくても、英検のスピーキング対策がそのままESAT-J対策としても使えます。

  • 音読 → 英検3級・準2級の二次試験と同じ(Part A)
  • 質問に英語で答える → 二次試験の面接そのもの(Part B)
  • イラストについて話す → 3級・準2級二次のイラスト問題(Part C)
  • 意見と理由を述べる → 準2級の意見質問・英検ライティングの型(Part D)

しかも英検4級・5級には録音形式の「スピーキングテスト」があり、タブレットに向かって話すESAT-Jと受験形式そのものが似ています。

学年ごとの英検レベルの目安はこのくらいです(YEAR3以外は公式の対応表があるわけではなく、英検の級別レベルからの目安です)。

レベル英検の目安
YEAR1(中1)中1修了程度5級〜4級
YEAR2(中2)中2修了程度4級〜3級
YEAR3(中3)中3修了程度3級〜準2級

英検を受ける予定があるなら、二次試験・スピーキングテストの対策がESAT-J対策を兼ねる一石二鳥になります。ただし、ESAT-Jにしかない問題(自分から質問する問題4コマナレーション)もあるので、そこだけは公式サイトでしっかり確認しましょう。

ESAT-J対策ができるアプリは?

それでも、やっぱりESAT-Jに特化した対策をしたいという方のために、ここからは有料のサービスなどについて紹介します。

まず対策テキストですが、ESAT-Jは東京都のみということもあり、市販の対策テキストは見つけることはできませんでした(あるかもしれません)。

具体的な対策をしたい場合は、オンライン英会話で少なからずESAT-J対策をしているところがあります。

ESAT-J対策ができるオンライン英会話は?

また、オンライン英会話でも少なからずESAT-J対策をしているところがあります。

マナリンクは、個々の要望に応じて最適な先生とレッスンが受けられるオンライン家庭教師サービスです。ESAT-J対策をしてくれる先生を探して柔軟なレッスンを受けることができます。

ESAT-Jでは付け焼刃じゃない英語力が試される

ESAT-Jで試されるのは、暗記でもテクニックでもなく、その場で英語の文章を組み立てて、口に出す力です。

  • Part Bは準備時間なしで即答させられる
  • Part Cは40秒でストーリーを構成しなくてはいけない
  • Part Dは自分の意見を理由つきで述べなくてはいけない

このような力は、読解や文法のように中3の追い込みで伸びる技能ではありません。それまでに英語を口に出してきた時間が大切になります。

だからこそ、おうち英語をやってきた子は楽に点数をとることができるのですが、あまり英語をやってこなかった子は、付け焼刃では難しい内容になっています。

「話す力」をじっくり育てるには

ESAT-Jで求められるスピーキング力をつけるための私の一押しはマジックキーキッズアカデミーです。わが家の子どもたちの英語の土台は、マジックキーキッズアカデミー(Magic Key Kids Academy)と多読で作ることができました。

マジックキーには「ESAT-J対策コース」があるわけではありません。でも、ESAT-Jで試される「英語で聞き、考え、口に出す力」そのものを育てることができます。

マジックキーは、マンツーマンで英語絵本を読みながら、子どもが英語を話すことを日常にしてくれるオンラインスクールです。

ESAT-Jの視点で見ると、マジックキーで身につく力はそのまま得点に直結します。

  • 先生の質問に答える力 → Part B対策
  • 絵本の内容や自分のことを英語で話す経験 → Part C・Dの組み立てる力
  • 感想を足す会話の姿勢 → 内容面で評価されやすい答え方
モモシロ

ESAT-Jが不安だけど何をすればいいか分からないという家庭で、まだじっくり取り組む時間がある場合はマジックキーをおすすめします。

ESAT-J YEAR3は中3の11月。受験勉強で忙しいこの時期に、スピーキングをゼロから鍛える余裕は正直ありませんよね。小学生〜中1の今のうちに「英語を話す習慣」を作っておくことが、結果的にいちばんラクで確実なESAT-J対策になると思います。

モモシロ

というより、ESAT-J対策のためだけの受講はもったいないです。英検の力はもちろん、総合的な英語力が付きます。

マジックキーの詳しいレビューはこちらです

ESAT-Jのよくある疑問(FAQ)

ここではESAT-Jに関するよくある疑問について、記述します。

YEAR1・YEAR2の結果は入試に関係ありますか?

関係ありません。YEAR1・2は各学年の目標レベルへの到達度を3段階(★〜★★★)で評価するもので、入試に使われるのはYEAR3の6段階グレードのみです。ただし、YEAR1・2の★の数はわが子の「話す力」の現在地を知る貴重な指標になります。

ESAT-Jの料金はかかりますか?

無料です。ただし、親がWebでアカウントを作成して申し込む必要があります(学校から案内が来ます)。

私立中学に通っていても受けられますか?

都内の国立・私立中学校に在籍する生徒は、原則としてESAT-J(YEAR3)の受験対象外です。ただし、都立高校の入学者選抜を受検する予定がある場合は、申し込みをすれば受験できます。受験した結果は都立高校入試(第一次募集・分割前期募集)に活用されます。逆に、都立を受けない私立中の生徒が受けなくても不利益はありません。

ESAT-Jはいつ、どこで実施されますか?

中3対象のYEAR3は毎年11月下旬に都立高校などの外部会場で、中1・中2対象のYEAR1/2は1〜3月ごろに在籍中学校で実施されます。

結果はどうやって確認できますか?

申し込み時に作成したWebアカウント(マイページ)で確認できます。YEAR3は1月中旬ごろ、YEAR1・2は受験から数か月後です。申請すれば試験時の音声データももらえます。

推薦入試にもESAT-Jは使われますか?

使われるのは第一次募集・分割前期募集(一般入試)です。推薦では活用されません。

ESAT-Jを受けないとどうなる?

YEAR1、YEAR2は受験しなないことによる成績や入試への影響はありません。
YEAR3をやむを得ない理由で受験できなかった場合は、「仮のESAT-J結果」(みなし得点)が付きます。英語の学力検査で同じ点数だった受験生たちのESAT-J結果の平均から、自分のグレードが決まる仕組みです。

つまり、周りの平均で決められてしまうので、自分で受けてAを取った方が確実に有利です。なお、正当な理由なく受験しなかった場合はみなし得点も付かない(加点なし)ため、「戦略的に休む」という選択肢は事実上ありません。

まとめ:グレードAは「対策の結果」ではなく習慣

  • ESAT-Jは都立入試1020点満点のうち20点。僅差勝負では合否を分ける
  • 満点=グレードAは現実的。おうち英語をやってきた子は問題なく取れる
  • 過去問・採点基準は公式で全部無料
  • 公式解答例に見られる「一言添える」答え方など、知っておくと得するコツはある
  • それでも本質は「その場で英語を組み立てて話す力」。付け焼刃では届かない

わが子のYEAR1体験からの実感として、日頃から英語多読をしたり、レッスンで先生と話している子にとって、ESAT-Jはいつもと同じ先生との会話の延長です。その「いつも通り」を作るなら、早ければ早いほどラクです。

気になる方はこの記事をお読みになった上で、まずは無料体験を受けてみてください。

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